長崎の猫の変 ~猫の街長崎で起こす猫未来構築~
- 名 称:
- 一般社団法人長崎さくらねこの会、咲く猫plus、咲く猫plusR、長崎さくらねこクリニック
- 所在地:
- 長崎市
- 概 要:
- 野良猫の殺処分ゼロを目指して、地域猫活動や保護猫譲渡の活動、野良猫専門病院の運営などを行っています。
山野順子さん
- 動物愛護
- 地域活動
子猫を助けられなかった私 猫道のはじまり
2017年夏、近所で育児放棄された子猫の存在をSNSで知りますが、大学受験を控えた息子のいる我が家では子猫を保護することは難しく、その事実を無かったことにしました。
そのことが私の心に大きく影を落とし、どうしたら「私の目の前から子猫が消えるのか」を考えるようになりました。
そこで行き着いたのが地域猫とTNRでした。私の心に光が差したようでうれしかったのを今でも鮮明に覚えています。これが私の猫道のはじまりです。
※TNR:T=TRAP(つかまえる)、N=NEUTER(不妊手術)、R=RETURN(元の場所に戻す)
地域猫活動を街の真ん中で
長崎に蔓延する猫問題を当初の私は全く知りませんでした。
地域が抱える猫問題をどうすれば解決できる?どうすれば理解をしてもらえる?
頭を抱える日々が続きました。猫を触れない私、猫を嫌う住民。
どうすれば解決出来るのか悩んだ私が見つけた答えは地域猫活動とTNR。
長崎市中心部の魚の町で飼い主不明の猫たちの不妊化に踏み切り、観光地眼鏡橋のある中島川公園で地域猫活動を一般公開してはじめました。
譲渡型保護猫シェルター「咲く猫plus」への道
私は活動を進めて行く上で多くの行き場のない猫たちに遭遇しました。
これは正に「にゃんとかせんば」ということで、全国の沢山の皆様からクラウドファンディングで資金を募り、2023年2月に長崎市南部に老猫ホームとキャットホテルを併設する譲渡型保護猫シェルター「咲く猫plus」と「咲く猫plusR」を開設することができました。
これにより、行き場のない猫を救出し、本格的に保護譲渡へ動き出しました。
詳しくはこちら!
野良猫専門病院「長崎さくらねこクリニック」開院へ
地域猫・保護猫・譲渡会・終生飼養管理、このように一歩一歩確実に活動を拡大してきました。
この活動を通して私が一番求めたことは野良猫専門病院です。野良猫に優しい専門病院。
今の長崎には必要不可欠な野良猫の不妊化を行うために、野良猫専門病院を立ち上げることを決意しました。
沢山の皆様の支え、熱い応援と温かいご支援で再度クラウドファンディングが成立し、2024年3月、長崎市南部に野良猫専門病院「長崎さくらねこクリニック」を開院しました。
現在、獣医師の先生をお迎えして不妊化実施のアクセルを踏み込み、不幸な命を増やさない活動に力を入れています。
詳しくはこちら!
ミルクボランティアは
長崎の幸せの音
殺処分ゼロの取り組みは誰かの活動に偏ってはいけません。行政も愛護団体も個人ボランティアも県民の皆様もみんなで手と手を繋がなくてはなりません。
そのためには地域猫活動の拡大、保護譲渡の拡大、不妊化実施の拡大と同じくミルクボランティアの拡大が必要です。殺処分ゼロへ。そのために生かす長崎へ進むことが必須項目となります。
平和の街長崎が織りなす平和の輝きは、世界三大夜景のようにきらきらしています。
か弱き小さな命を取りこぼさない街長崎へ!いざ出陣です。
※ミルクボランティア:生後間もない子猫を一時的に預かり育成するボランティア